2日目最後の黒沢峠を上る参加者    
ペースメーカーがグイグイ引っ張る、恐るべし78歳  
(朴ノ木峠 足野水側)   
 

何を説明されているのか(大里峠)    
懇親会の1コマ(高橋屋観山荘)    
齋藤実行委員長の挨拶(高橋屋観山荘)    
あじさいの歌について解説する鏡さん(鷹巣峠)   
イベントのしおりと記念酒   

42,000歩完歩の乾杯(梅花皮荘)    
28kmを完歩、達成感に浸る参加者(イチョウ広場)     
健康の森よこねで昼食・おいしい冷汁のサービスを受けた(朴ノ木峠)    
萱野峠頂上で小休憩    
次回のバード役、宮城・川崎さんご一家(高橋屋観山荘)       
「せきかわ歴史とみちの館」渡邊館長の十三峠についての講話(高橋屋観山荘)    
歓迎の挨拶:平田村長(高橋屋観山荘)    

イザベラ・バードへ戻る  

戊辰戦争の供養塔前で(榎峠)  
「新政府軍が鉄砲を忘れ・・・・・」平田村長の説明に聞き入る参加者(榎峠)  
2日目6つの峠を越え、達成・安堵感に浸りながら写真に納まる参加者のみなさん(横川ダム イチョウ広場)      
イザベラ・バード in 十三峠
第1回

H24年7月11日(水)から13日(金)まで2泊3日で標題のイベントが行われた。
明治11年に大雨に降られながら十三峠を苦労して越えたイザベラ・バードを記念し行われたもので、今回が第1回目。
イザベラ・バードが歩いた日と同じ日に、同じコースを歩いて、バードの気持ちの一端に触れてみようというイベントで、遠くは横浜や宮城・福島など県内外から24名が参加した。


11日は午後から気温は30℃前後の無風の中、鷹巣峠・榎峠を越えた。沼集落を散策した後、「せきかわ歴史とみちの館」を見学。高瀬温泉高橋屋観山荘で、開会行事と懇親会が行われた

12日は宿をマイクロバスで6時に出発し、6時20分からウォーキングを開始した。この日は十三峠の半分近くの峠を越えるハードなウォークである。
大里峠の頂上で朝食のおにぎりを食べ、雨の中を玉川へ。その後萱野峠・朴の木峠を越え「健康の森よこね」で昼食。
ここでは「小国町観光協会」と「おぐに白い森梶vの方々による ”冷汁”のサービスがあり、感謝・感激。
食後、空のペットボトルに冷汁を詰め込む参加者も。

結構激しい雨の中高鼻峠を越え、種沢で善意の冷たいお茶の提供を受けた後、小さな貝淵峠を越え黒沢峠を目指した。良し悪しは別として、参加者はバードの気持ちが分かるような雨の中、疲れやしい舗装路を黙々と歩くのみ。
黒沢峠の入り口では温かいお茶や漬物、茹でたての新ジャガなどのサービス等があり、最後の峠越えを前に腹を満たした。
古屋敷と頂上で小休憩、市野々側に下り、ダム湖を渡り「イチョウ広場」に着いたのは、予定時間より早い午後4時40分であった。
距離約28kmを10時間20分、歩数42,000歩と、バードが要した12時間より短い時間でハードな2日目のウォーキングが終了した。
今晩の宿泊地「梅花皮荘」では、「おぐに相撲甚句会」のご厚意により甚句を披露していただいた。甚句の中には齋藤実行委員長が作詞した「十三峠甚句」も唄われ参加者の喝さいをあびた。


13日は、マイクロバスで桜峠・才ノ頭峠を通り、大久保峠を国道から眺め、宇津峠の間瀬側から落合までの約5kmを歩いた。ゴール地点には昨日まで参加いただいた方から、冷たいずんだ寒天?の差し入れが。
その後、バードの旅姿を再現するため、町職員の若いバード、本物かと思わせる馬子に来ていただき撮影会を行った。
この時の雌牛は、昨日の山形県の共進会で県チャンピオンに輝き、今月末には全国大会(長崎)に出場する名牛であり、参加者を喜ばせた。
今回のイベントでは各方面から心温まるご支援やご協力をいただき成功裏に終わることができ、改めてこの地方の何にも勝る温かい財産を感じた。
副実行委員長である鏡正明氏からプレゼントされたイベント名入り特製Tシャツと小物入れ       
翌日の山形新聞の一面に
イベントの記事が掲載された

バードと馬子の旅姿再現 (宇津峠落合)    
相撲甚句を唄ってくれた甚句会の皆さん(梅花皮荘)